甲子園に響いた歓声とため息。日本シリーズ後半戦は、阪神の粘りと悔しさが交錯する3日間となりました。勝敗だけでは語れない、選手たちの一球一打に込められた思い。佐藤輝選手の勝負強さ、坂本選手の意地、そして投手陣の踏ん張り。そのすべてが、虎の誇りを支えていました。あと一歩届かなかった現実の中に、来季への希望と課題が詰まっています。
🗓️【第3戦】10月28日 阪神 1 – 2 ソフトバンク
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SB | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 2 |
| 阪神 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 |
【勝】モイネロ(1勝0敗)【敗】才木 浩人(0勝1敗)【セーブ】杉山 一樹(0勝0敗1S)
【ホームラン】山川 穂高 2号(4回表ソロ)
甲子園で行われた日本シリーズ第3戦は、阪神が1-2でソフトバンクに敗れました。初回に佐藤輝選手のタイムリーで先制するも、山川選手の一発で追いつかれ、6回に勝ち越しを許す展開。打線は再三の好機を生かせず、悔しい1点差敗戦となりました。
試合は初回、近本選手がセカンドゴロで倒れた後、中野選手がライト前ヒットで出塁。森下選手が三振に倒れたものの、佐藤輝選手がライトオーバーのタイムリーツーベースを放ち、阪神が先制しました。佐藤輝選手はこの日2安打と好調を維持し、打線をけん引しました。

このシリーズのサトテルは調子いいね
先発の才木選手は初回からテンポ良く投げていましたが、4回に山川選手に真ん中高めのストレートを捉えられ、センターへ同点ソロを浴びます。さらに6回には柳町選手のタイムリーで勝ち越しを許し、6回途中で降板。5回1/3を2失点と粘りの投球でしたが、援護に恵まれませんでした。
阪神打線は6安打を放ちながらも、得点は初回の1点のみ。近本選手、中野選手、佐藤輝選手、小幡選手、島田選手がヒットを記録しましたが、あと一本が出ず。森下選手は四球と盗塁でチャンスメイクしましたが、打撃では無安打に終わりました。大山選手、坂本選手、熊谷選手は無安打で、打線のつながりに課題が残りました。

打線のつながりがなぁ…..
ソフトバンクはモイネロ選手が6回1失点の好投。藤井選手、松本裕選手、杉山選手とつなぎ、杉山選手がセーブを記録しました。山川選手は2号ソロを含む1安打1打点、柳町選手も勝ち越し打を放ち、勝負強さを見せました。
これでシリーズは阪神の1勝2敗。甲子園での連戦初戦を落とし、流れを取り戻すためにも第4戦が重要になります。佐藤輝選手の打撃は光りましたが、チームとしての得点力が問われる一戦でした。
🗓️【第4戦】10月29日 阪神 2 – 3 ソフトバンク
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SB | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 |
| 阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 6 | 0 |
【勝】大津 亮介(1勝0敗)【敗】髙橋 遥人(0勝1敗)【セーブ】杉山 一樹(0勝0敗2S)
【ホームラン】山川 穂高 3号(2回表ソロ)
甲子園で行われた日本シリーズ第4戦は、阪神が2-3でソフトバンクに敗れました。序盤から苦しい展開が続き、8回に佐藤輝選手と大山選手の連続タイムリーで1点差まで迫るも、あと一本が出ず。これでシリーズは阪神の1勝3敗となり、ソフトバンクに王手を許す形となりました。
先発の髙橋選手は2回に山川選手にソロホームランを浴びて先制を許すと、5回には柳町選手の犠牲フライ、6回には近藤選手のタイムリーで追加点を奪われ、4回1/3を2失点で降板。序盤から走者を背負う苦しい投球が続きましたが、粘り強く試合を壊さずにまとめました。

こんなに打たれるとはねぇ…
打線はソフトバンク先発の大津選手の前に7回まで無得点。チャンスは作るものの、あと一本が出ず、重たい空気が甲子園を包みました。8回にようやく反撃開始。近本選手がヒットで出塁すると、中野選手が四球でつなぎ、ここで佐藤輝選手がセンター前へタイムリーを放ち1点を返し、大山選手もセカンドゴロの間に1点を追加。2点差から1点差まで迫りましたが、前川選手が倒れて同点には届きませんでした。
打線では近本選手が2安打、中野選手が四球で出塁、森下選手が2安打と気を吐きました。佐藤輝選手は1安打1打点、大山選手も1打点を記録。前川選手、坂本選手、小幡選手は無安打に終わりましたが、守備では安定したプレーを見せました。
投手陣は髙橋選手の後を畠選手、桐敷選手、ドリス選手、石井選手が継投。いずれも無失点でつなぎ、終盤の反撃を支えました。守備では熊谷選手が途中出場で一塁を守り、髙寺選手も代打で登場しました。

力の差をそこそこ感じる
ソフトバンクは山川選手の3号ソロ、柳町選手、近藤選手のタイムリーで効率よく得点。大津選手が5回無失点の好投を見せ、藤井選手、ヘルナンデス選手、松本裕選手、杉山選手とつなぎ、杉山選手がセーブを記録しました。
これで阪神はシリーズ1勝3敗。崖っぷちに立たされましたが、まだ終わりではありません。甲子園での第5戦、虎の底力に期待したいところです。
🗓️【第5戦】10月30日 阪神 – ソフトバンク
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SB | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 3 | 10 | 0 |
| 阪神 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 1 |
【勝】杉山 一樹(1勝0敗2S)【敗】村上 頌樹(1勝1敗)【セーブ】松本 裕樹(0勝0敗1S)
【ホームラン】柳田 悠岐 1号(8回表2ラン)野村 勇 1号(11回表ソロ)
甲子園で行われた日本シリーズ第5戦は、阪神が延長11回の末に2-3で敗れ、ソフトバンクの日本一が決まりました。阪神は坂本選手と佐藤輝選手のタイムリーで2点を先制し、先発の大竹選手が6回無失点の好投を見せましたが、8回に柳田選手の同点2ラン、11回に野村選手の決勝ソロで逆転を許しました。
試合は2回裏、坂本選手がライト前へタイムリーを放ち、阪神が先制。5回には佐藤輝選手がセンター前へ追加点となるタイムリーを放ち、2-0とリードを広げました。佐藤輝選手はこの日も2安打1打点と好調を維持し、打線をけん引しました。
先発の大竹選手は6回を投げて無失点。変化球を低めに集め、ソフトバンク打線を翻弄しました。7回からは及川選手、石井選手、岩崎選手とつなぎましたが、8回に石井選手が柳田選手に外角の素晴らしい一球をセンターへ。同点2ランを浴びました。

もう石井が打たれたら仕方ない
その後は両軍ともに得点を奪えず、試合は延長戦へ。10回から11回表、村上選手が登板しましたが、野村選手にライトへソロホームランを浴び、これが決勝点となりました。村上選手は2回1失点で敗戦投手となり、悔しい結果となりました。
阪神打線は8安打を放ちましたが、得点は2点止まり。近本選手、中野選手、佐藤輝選手、坂本選手がそれぞれヒットを記録し、髙寺選手も守備で奮闘しました。大山選手は無安打ながらも犠牲フライで得点に絡みましたが、終盤の好機であと一本が出ませんでした。
守備では坂本選手が安定したリードを見せ、熊谷選手、植田選手も途中出場で守備に貢献。投手陣は全体的に粘り強く、延長戦まで持ち込む展開を作りましたが、最後は一発に泣く形となりました。
ソフトバンクは柳田選手の同点弾、野村選手の決勝弾で勝負を決め、5年ぶり12度目の日本一に輝きました。杉山選手が勝利投手、松本裕選手がセーブを記録しました。

来年こそやり返してほしい。ただ悔しい。
これで阪神の2025年シーズンは幕を閉じました。悔しい敗戦ではありますが、若手の成長と主力の奮闘が随所に光ったシリーズでした。来季こそ、虎の頂点奪還に期待したいですね。
3連戦のまとめ

甲子園で迎えた日本シリーズ第3〜5戦は、阪神にとって悔しさの残る3連戦となりました。第3戦は佐藤輝選手のタイムリーで先制するも、山川選手の一発と柳町選手の勝ち越し打で1-2の惜敗。第4戦では髙橋選手が粘投するも、柳田選手の2ランなどで2-3と再び1点差で敗れ、ソフトバンクに王手を許しました。そして第5戦は延長11回までもつれる熱戦。坂本選手と佐藤輝選手のタイムリーで2点を先制するも、柳田選手の同点弾、野村選手の決勝ソロで逆転を許し、2-3で力尽きました。3試合ともに接戦を演じながらも、あと一歩届かず。虎の粘りと誇りは見せましたが、2025年シーズンは幕を閉じました。


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